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新着情報 | 丸善石油化学株式会社

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2014年度入社式社長挨拶(要旨)について

経営

2014.04.01

丸善石油化学株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:藤井シュン)は、4月1日、弊社千葉工場において新入社員を迎えて入社式を行いましたので、以下のとおり社長挨拶の要旨をお知らせいたします。



今年は世界景気が緩やかに回復し、日本のデフレ脱却が実現できる年になりそうだ。昨年度の日本の石油化学業界を振り返ると国内需要が伸び悩む中で、アベノミックスの円安効果により輸出が回復し、クラッカーの稼働率はようやく採算ラインの目安といわれる90%を超えるようになった。しかし、2~3年後には、米国のシェールガスや中国の石炭など、ナフサに比べて圧倒的に安い原料をベースにしたエチレンがアジア市場に流入すると見られているため、日本のエチレンセンター各社はこのところ矢継ぎ早にエチレン製造装置の停止を発表した。今年度の日本経済は明るさが見えてきたものの、石油化学業界ではむしろかつてないほどの厳しい状況が続いている。皆さんは業界変革期の真っただ中に社会人となり当社に入社した。このような時代に生き伸びていく企業とは「最後までやり遂げる人」がたくさんいる会社だ。「最後までやり遂げる人」は困難に直面しても決して諦めない。どんなに苦しくても諦めずに壁を乗り越え、何が何でもやりぬいていく人材こそが激動期における会社発展の原動力となる。そのためにまずは先輩の経験や技術を学ぶことから始め、あくなき追求心を持って一生懸命勉強し、一日も早く「最後までやり遂げる人」になってもらいたい。


本日は、「健康」と「安全」と「自主性」という3つのキーワードについてお話する。


<健康>社会人になり、生活環境がこれまでとは大きく変わるので、しっかり自己管理をし、ストレスを感じたり迷ったりした時は一人で悩まずに同期や職場の先輩に相談するなど、周りの人と良くコミュニケーションをとって心の病にかからないよう自分をコントロールすること。そのために何でも話せる同僚や先輩を普段から作るよう心がけること。


<安全>当社はコンビナートのセンター会社であり、大事故は自社だけではなく他社にもさまざまな影響を及ぼす。当社の経営方針では安全ナンバーワン活動を最重要課題の一つとして位置づけ、全社で取り組んでいる。全員で安全への感受性と「どんな小さな異常も見逃さない」意識を高めよう。どの職場でもマニュアルが整備されているが、そこに書かれていることを単純に覚えるだけでは緊急時には役立たない。何故そうなのかを自分で考え、先輩に質問してその意味を理解することが大切。


<自主性>「会社が何かをしてくれるかではなく、会社のために自分は何ができるか、何をやるべきか」を考えて行動すること。そのためには日頃から自分で問題意識を持ち、自分で答えを出すよう訓練しておくことが大切。自分で考えるためには、まず自分の仕事を良く知ること。徹底的に何故そうなのかと疑問を持ち正しく理解すること。第二は情報ネットワーク。情報が豊富であれば質問の幅も広がり多くの情報が返ってくる。そのためには仕事以外の関わりも含めて人とコミュニケーションし本を読むこと。仕事のことを知り、コミュニケーションや読書を積み重ねることで次第に自分で考える力が身につく。自分で努力しなければ考える力は身につかない。


当社は従業員数1,000名程度の規模で大企業と言うより中堅企業だ。同僚や先輩とのコミュニケーションを大切にして、当社の新しい風になって頂きたい。