事業と製品

マルカリンカー(ポリパラビニルフェノール)

マルカリンカーは、パラビニルフェノールのホモポリマーであり、類似構造を持つ縮合型のフェノール樹脂と比較すると分子量が高く、また反応性や安定性に優れています。構造が明確であるため、反応の予想及び分子量設計が容易であり、各種の有用な誘導体の合成が可能です。

マルカリンカーMには、分子量の違いによる4つのグレードがありますので、用途にあわせて分子量を選択できます。また、臭素を付加させたマルカリンカーMBは、難燃性を有する反応性ポリマーとしてユニークな特性を持っています。

  化学式 化審法 No. CAS No. 化学名・構造式
マルカリンカーM (C8H8O)n 6-994 24979-70-2

ポリパラビニルフェノール

ポリパラビニルフェノール
マルカリンカーMB (C8H6.5OBr1.5)n 6-1456 68585-25-1

ポリパラビニルフェノールの臭素化物

ポリパラビニルフェノール

代表性状

項目 単位 代表性状 試験方法
マルカリンカーM マルカリンカーMB
外観   白色~オレンジ色粉末 淡オレンジ色粉末 目視
オリゴマー含有量 wt% 3以下 3以下 液体クロマトグラフ法
モノマー含有量 wt% 1以下 1以下
水分 wt% 3以下 3以下 JIS-K-0068
重量平均分子量(Mw)   1,600~24,200 4,600~6,600 GPC法
数平均分子量(Mn)   1,100~5,200 2,200~3,400

主な用途

マイクロフォトレジスト、印刷物PS版等各種感光材料

適用法令

消防法 指定可燃物(指定数量3,000Kg)
PRTR法 該当なし
労働安全衛生法 通知すべき物質は含有していない

代表性状

グレード名 Mw Mn
S-1 1600~2400 1100~1500
S-2 4000~6000 2100~3100
S-4 9000~11000 4200~5200
H-2 19800~24200 3600~4400

主な用途

エポキシ樹脂の硬化剤

耐熱性、耐熱劣化性、耐薬品性に優れており、積層板、接着剤、ソルダーレジストなどの用途に使用されています。マルカリンカーMBは硬化物の難燃性と耐熱性を共に向上させることが可能であり、主にエレクトロニクス分野で用いられています。

金属表面処理剤

防錆性、塗料密着性に優れています。自動車用鋼板、スチール家具用鋼板、アルミニウムなどの表面処理剤として実用化されています。

感光材料

アルカリ溶解性、UV光透過性、解像度、耐熱性に優れ、半導体およびプリント配線板用フォトレジスト、印刷用PS版などに使用されています。

適用法令

消防法 該当外
PRTR法 通知すべき有害物は含有していません
労働安全衛生法 通知すべき有害物は含有していません

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